4月8日、岩手県大槌町
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「日本中から支援を受けて物資も頂いているのに、人間は欲深いものでね。
せめて写真の一枚でもないかと毎日探しているんだけど。」
震災から28日が経ったこの日、まごにプレゼントした五月人形の兜が見つかった。
泥を落としながら、兜をなでているおばあちゃんは涙を流しながら微笑んでいた。
避難所の学校に逃げたものの、津波が押し寄せ一度は流されたおばあちゃん。
かろうじて鉄棒に捕まり助かることができたが、目の前では何人もの人が流されていったという。
残された思い出の品を探す事が欲深い事なのだろうか。
このような状況でこんなに謙虚な心を持ち続ける事が出来るだろうか。
もう少しで震災から1ヶ月。
この日もおばあちゃんの近所の方は亡くされたご家族の遺体を探していた。