KAZUMA OBARA

写真集「Reset Beyond Fukushima」/写真展「3.11」のご案内

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お世話になっております。小原です。

3月10日より発売している写真集「Reset Beyond Fukushima-福島の彼方に」と、
現在、東京、大阪にて同時開催している「Kazuma Obara Photo Exhibition 3.11」のお知らせです。
また、下記は3月12日に関西テレビニュースアンカーにて放映された僕の特集です。10分程の番組で、僕が撮影している原発作業員も出ています。写真展、写真集の紹介もされているので是非ご覧下さい。


 

【写真集】
小原一真写真集「Reset Beyond Fukushima-福島の彼方に」出版のお知らせ

震災後、大変な状況下で撮影させていただいた被災地の方、原発で働く作業員の方のご協力によって、そして、出版の為に尽力して下さった多くの方のお力添えによって、この度、3月10日よりスイスのラース・ミュラー・パブリッシャーズより写真集「Reset Beyond Fukushima」が出版されました。震災や原子力事故に対する様々な人の想いが集まって出来た1冊です。是非ご覧下さい。

Reset Beyond Fukushima -福島の彼方に

震災直後から一年間、被災地の姿を追った写真集。未だ収束の目処が立たない福島第一原発、
そこで働く作業員のポートレートをインタビューと共に掲載する。

第1部:東日本大震災被災地の状況
第2部:福島第一原発で働く作業員(ポートレート/インタビュー)
第3部:被災地の今
エピローグ:三宅 純(作曲家)

出版社:Lars Müller Publishers(スイス)
価格:5800円(税込)
言語:日本語/英語
カラー写真集(洋書):216頁
Supported by DELFONICS/CARHARTT
販売:DELFONICS(渋谷パルコパート1/表参道ヒルズ本館B3F/新丸の内ビルディング1F/パリ、ルーブル)
洋書専門店、写真展特設サイト(http://RESETbeyondfukushima.com/
書籍リンク:http://www.lars-mueller-publishers.com/en/catalogue-society/reset-beyond-fukushima
 

【写真展】
Kazuma Obara Photo Exhibition「3.11」東京、大阪同時開催
昨年7月から取材を始めた福島第一原発で働く作業員たちのポートレートと彼らへのインタビューを掲載。
未だ明らかにされる事のない作業員の存在。なぜ、彼らはそこで働いているのか。モザイクの向こう側にいる等身大の
彼らの姿を紹介。東京20点、大阪60点を展示。

東京:デルフォニックス渋谷ギャラリー(パルコパート1B1F)
営業時間:10:00〜21:00
期日:3月10日(土)〜4月8日(日)(会期延長致しました)
詳細(Web)http://www.delfonics.com/news/2736.html

大阪:photo gallery Sai
期日:3月10日(土)〜4月1日(日) 12:00〜20:00(木曜日定休)
関連イベント:3月18日(日)「フクシマから伝えること1」福島県出身ジャーナリスト藍原氏との対談
       3月25日(日)「フクシマから伝えること2」福島第一原発作業員の想いと日常
       4月1日(日)  祈りの舞踏「千の雫、千の祈り」
詳細(Web):http://photo-sai.com/exhibition/2012_exhibit/2012_03_311/2012_311.html


大阪:STANDARD BOOK STORE 心斎橋
期日:4月2日(月)〜4月12日(木)
関連イベント:4月7日(土)「今、フクシマと向き合うこと」
詳細(Web):http://www.standardbookstore.com/archives/66041256.html
※両会場に作業員への取材を冊子にしたインタビュー集を置いております。
ポートレート写真を見ながら読んで頂けるようになっています。
※写真集の販売も行っております。

下記、「はじめに」より

初めて原発で働く作業員に出会ったとき、

原発というフィルターを通さない、 

ありのままの彼らを伝えたいと思った。


テレビで隠されたモザイクの後ろにある顔、

声色が変えられる前の本当の声、 

画面に映し出された手の先にあるもの。

目に見えないものを見えるものにしたかった。


3,11以降の原発事故とその後の報道は、そこで働く作業員の存在を、 私たちからずっと遠い、

想像すらもつかないところに追いやってしまった。

事故後、福島県の原発で働いていた人間は、生活基盤となる職場を失ってしまった。 

彼らの当たり前の生活は爆発した職場とともに失われた。 

多くの福島県出身の作業員も避難生活を余儀なくされ、気づいた頃には、帰る家も失っていた。 

そんな日常の大きな変化の中で、以前とは似ても似つかない形に変形してしまった職場に戻り、 

収束作業に従事している作業員がいる。

県外から来て収束業務に携わっている作業員がいる。 

震災復旧事業として、初めて原発での業務にのぞむ作業員がいる。


仕事だから、家族がいるから、技術と知識があるから。


彼らは今、日本国民を、世界中をさらなる放射能汚染から守る仕事をしている。 

その仕事は、決して美化されるだけではすまない様々な問題を孕んでいるが、 

僕らの今ある、当たり前のように見える日常は、彼らの仕事の上に成り立っている。


僕は、彼らのことをもっとたくさんの人に知って欲しかった。 

彼らをもっと身近に感じて欲しかった。

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