KAZUMA OBARA

PHOTO EXHIBITION&TALK @STANDARD BOOK STORE

«【TALK&LIVE】誰が福島第一原発作業員を守るのか?TALK EVENT "THREE YEARS AFTER FUKUSHIMA"@HIROSHIMA»

20120306_EXHI_web.jpg


僕たちは何度でもゼロに戻らなければいけない。
原発事故によって幾十にも重ねられたバイアスを一つずつ取り去り、この事故の本質に立ち返らなければいけない。原発事故が私たちに突きつけたものは何なのか。
それを問い続け、状況を変える為にあがき続けなければいけない。

今もなお、事故によって14万人もの人々が避難生活を続け、この3年間で福島県の震災関連死は津波、地震と原発事故によって直接亡くなった1607人を上回った。事故から3年経過した被災地の状況は、事故前と何も変わらない日本の状況の裏返しであると、この3年を振り返って心底そう思う。

日本社会は「原発事故の被害者」というマイノリティーを生み出した。
リスクを共有出来ない社会は、差別や偏見を生み出し、そして、無関心は被害を負った人々をより一層、孤立化させている。そして、少数は多数に同化しようとし、その存在が見えないものになっていく。
原発事故が突きつけたものは、エネルギー問題などという単純なものではない。
ましてや、イデオロギー的な議論で、何かの決着がつく話でもない。

原発事故は、原発のリスクを共有する事の出来なかった日本社会のツケである。
そして、今もなお、事故の恐怖のリアクションしか示す事の出来ない社会が、被災地にさらなるツケを払わせようとしている。
事故が本質的に突きつけたものは、リスクを共有出来ない、日本の社会構造と精神構造の危うさである、と僕は思う。
原発事故とそれに関連する事象を物語として語るのではなく、今もなお、影響下の中で生き続けている人の問題として、そして、日本社会の問題として考え続けなければいけない。
風化させている場合ではない。

【場所】 スタンダードブックストア@心斎橋 BFカフェ内 大阪市中央区西心斎橋2-2-12 クリスタグランドビル
【リンク】http://www.standardbookstore.com/archives/66141179.html
【イベントページ】https://www.facebook.com/events/527078554080569/
【問い合わせ】TEL 06-6484-2239
【日時】 3月28日(金)〜3月30日(日) 11:00~22:30


関連イベント】取材報告「誰が福島第一原発作業員を守るのか?」×短編ドキュメンタリー「THE NUCLEAR VILLAGE」上映
【日時】2014年3月30日(日)開場11:15 開演12:00(14:00終了予定)
【場所】写真展と同じ会場
【料金】1,200円(1ドリンク付き)要予約
【リンク】http://www.standardbookstore.com/archives/66141179.html

【内容】事故後、フォトジャーナリストとして初めて福島第一原発内の取材を行い、その後は福島第一原発作業員の取材を中心に東日本大震災と福島第一原発事故の取材を続けてきた小原による事故後3年目の取材報告。原発作業員とその家族へのインタビュー映像を中心に、 マスクの下の見えざる作業員の素顔、現場の実態を伝える。収束まで40年と言われる現場とそれを取り巻く日本の状況に対し、私たちはどうすべきなのか、一緒に考えたいと思います。
また、アメリカの公共放送PBS等でディレクションを手がけてきたアメリカ在住のジャーナリストEmily Taguchi監督の短編ドキュメンタリー「the nuclear village」を公開。福島県の山間の村を舞台にそこで生きる二人の若者は事故後、どのような想いで福島第一原発に向かったのか。等身大の彼らをおったドキュメンタリーを上映します。

【関連写真集】
Reset Beyond Fukushima  http://resetbeyondfukushima.com/
イベント当日は写真集の販売も行います。


 




©2010 KAZUMA OBARA All rights reserved.