KAZUMA OBARA

Long Term Documentary Workshop with Kazuma Obara and Tomoaki Akasaka

«Exposure小原一真写真展「沈黙ノ歴史」@photo gallery Sai»

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Long Term Documentary Workshop

"Regarding The Pain Of The Others" 

With Kazuma Obara and Tomoaki Akasaka 

At Photo gallery Sai/ Osaka


ドキュメンタリー写真の為の長期ワークショップ with 小原一真/赤阪友昭

インターネットの発展とともに情報の伝達速度が急速に変化する中、ドキュメンタリー手法による時間と労力をかけたプロジェクトはより重要性を増していると言えます。しかしながら、日本国内において、質の高いドキュメンタリープロジェクトを発表する場、発展させる場は少ないのが現状と言えます。そこで、本ワークショップは社会で起きていることに真摯に向き合い、時間をかけてプロジェクトを発展させ、それを最良の形で世に発表していくことを目的としています。

期間は2016年3月から2017年1月までの1年間に計6回。受講者はそれぞれのプロジェクト(既に始めているものでも今後始める予定のものでも可)を持ち寄り、2ヵ月に1度、編集作業、ディスカッションを行いながら、プロジェクトの方向性、アイデア、発表方法について考えていきます。そして、最終的にはそれぞれのプロジェクトにあった形のダミー写真集の作成を目標とします。(全受講者のプロジェクトをまとめたZINE、もしくはPDFマガジンの作成も予定しています。)また、ワークショップ開始から半年目にあたる9月と最終回の2018年1月には外部ゲストによるポートフォリオレビューを行い、幅広い視点からプロジェクトを考察すること、そして、発表媒体/方法について考える機会を持ちます。

本ワークショップで発展させたドキュメンタリープロジェクトは、欧米を中心とした海外での発表を視野にいれていきます。期間を通じて作成される写真集を海外でどのような形で露出させていくのか、その方法論もワークショップの中でレクチャーします。現在、世界的に写真集という媒体の再評価、注目が集まる中、欧米を中心にダミー写真集のコンペティションが各国で行われています。そして、そこで評価された写真集が出版に結びつき、国境を越え、より多くの人々に主題を伝える機会が増えています。また、国内におけるドキュメンタリー写真の発表の場が極めて限定されている現状を踏まえると、海外で発表し、評価されるということは、写真家として自分の主題をしっかりと伝える為の大きな力、生き残っていく為の手段とも言えます。

受講者には社会が抱える問題への問題意識とそれを伝えたいという強い意志を望みます。写真の技術や経験年数は問いません。詳細は下記をご参照下さい。

1. 日程 2017年3月、5月、7月、9月、11月、2018年1月(詳細は8.スケジュール詳細を確認のこと)

*9月、1月にはゲスト講師によるポートフォリオレビューを実施。ゲストはポートフォリオレビューの2ヵ月前にお知らせします。


2. 定員 8名(最低実施人数5名)

*参加希望者が定員以上になった場合は、ポートフォリオによる選考をおこないます。また、参加者には全期間の参加が必須です。


3. 受講料金 96,000円(税込)

*受講決定者には〆切終了後から1週間以内にメールにて受講の可否を連絡します。受講決定者は参加の最終意思表明として、2017年2月25日までに48,000円の振込が必要となります。残りの受講料48,000円は3月15日までに支払って頂きます。

*振込手数料は受講者負担となります。

*支払い後に受講のキャンセル希望がある場合、原則返金は行いません。


*受講料にはポートフォリオレビューの金額も含みますが、写真集作成にあたっての材料代や滞在に関わる昼食代、宿泊代(必要な場合)等の料金は含みません。ダミー写真集作成は手作りで1冊から作成が可能ですので、所謂「出版」に必要な資金が必要なわけではありません。紙代、印刷代、糸代等です。

*紙の準備、印刷は参加者各自で行って頂きますが、紙の購入場所、印刷方法、場所はその都度、情報をシェアします。


4. 会場 Photo Gallery Sai 大阪府大阪市福島区鷺州2丁目 


5. 応募方法

参加希望者は①プロフィール(300文字以内)、②行う予定のプロジェクトのステイトメント(600文字以内)、③ポートフォリオ(プロジェクトは最大二つまで。一つのプロジェクトにつき最低15枚、最大30枚)、④応募動機(200文字以内)、⑤連絡先(メールアドレス/携帯電話番号)を記載のもと。kazuma924@gmail.com までご連絡を下さい。


6. 応募〆切 応募〆切を2月15日(水)まで延長致しました。

2017年1月25日(水) 受講の可否は〆切一週間以内にメールにてお伝え致します。


7. 問い合わせ先 kazuma924@gmail.com




8. スケジュール詳細 

初回 2017年3月25日(土)9:00-17:00

オリエンテーション、今後の予定、目標を共有。小原が行った直近のプロジェクトの取材方法と発表方法/媒体のレクチャー。その後、受講者によるポートフォリオの発表、講評、今後の方針について話し合う。 

***受講者はそれぞれのポートフォリオをまとめてPDFデータとプリントを持参のこと。プリントは講評の際に編集作業で使う為、質の高いプリントである必要はない。自宅のインクジェットやコンビニ、キンコーズ等のコピー機のプリントでも可。サイズはL版から最大A4サイズまで。写真枚数は最低30枚〜50枚まで。プロジェクトは最大2つまで。その後、どのプロジェクトに絞り込むのかを決めます。まだプロジェクトを実施していない受講者は今後撮影を行う内容の文献、参考写真、既に他の写真家が行った同じ題材の写真資料等を持参のこと。

2回目 2017年5月(土曜日の午前9時から午後5時まで。日程は参加者全員と調整)

編集とダミーブック作りについてのレクチャー。編集作業/ダミーブックづくりを通じて、プロジェクトの強み、補わなければ行けない点、アイデア、今後撮影すべきものを考えます。受講者はギャラリーの壁面にて編集作業を行った後、全体にプレゼン。講師からの講評を行います。その後、1stダミーブックづくりの作業に取りかかります。(以降、この作業がワークショップの中心になります。)なお、毎回、受講者同士による講評の時間も設け、他者のプロジェクトへの批評的な視点を持つことを経験してもらいます。

***受講者はこの間に撮影した写真をL版サイズでプリントして持参してくること。この際、自分の気に入った写真を持ってくるのではなく、撮った写真を出来るだけ多く(最大100枚)、出来るだけバラエティー豊富に持ってくること。プリントはこの日の作業で折ったり切ったりする可能性がある為、普通紙にプリントをすることをおすすめする。壁に貼付けて編集する作業を終えた後は、その編集をもとに、ダミー本に写真を貼付けていきます。

3回目 2017年7月(土曜日の午前9時から午後5時まで。日程は参加者と調整)

前回編集し終えたものと、その後、撮影/集めた素材を使用して再度編集、プレゼン、講評、2ndダミーブックづくりをおこなう。

***受講者はこの間に撮影した写真をL版サイズでプリントして持参してくること。この際、自分の気に入った写真を持ってくるのではなく、撮った写真を出来るだけ多く(最大100枚)、出来るだけバラエティー豊富に持ってくること。プリントはこの日の作業で折ったり切ったりする可能性がある為、普通紙にプリントをすることをおすすめする。

4回目 2017年9月(連続した土曜日と日曜日の午前9時から午後5時まで。日程は参加者と調整)

土曜日は3回目の内容と同じ。新たに3rdダミーブックづくりをおこなう。

***受講者はこの間に撮影した写真をL版サイズでプリントして持参してくること。この際、自分の気に入った写真を持ってくるのではなく、撮った写真を出来るだけ多く(最大100枚)、出来るだけバラエティー豊富に持ってくること。プリントはこの日の作業で折ったり切ったりする可能性がある為、普通紙にプリントをすることをおすすめする。

日曜日午前はゲストによるレクチャー。なお、レクチャーは一般公開とする。(一般参加者は有料。)午後よりゲストによる公開ポートフォリオレビュー。受講者以外も聴講化で、受講者は全体へのプレゼンの後、ゲストによる講評をおのおの30分ずつ行います。

5回目 2017年11月(土曜日の午前9時から午後5時まで。日程は参加者と調整)

午前中は本づくり、デザインに関するレクチャー をゲスト講師を招き行う。特にデザインとテーマの関連性などについて。その後、4thダミーブックづくり。

最終回 2018年1月(連続した土曜日と日曜日の午前9時から午後5時まで。日程は参加者と調整)

土曜日は最終編集作業と最終ダミー本の作成後、プレゼンを行う。講評と今後の発表に関しての議論。

日曜日午前はゲストによるレクチャー。なお、レクチャーは一般公開とする。(一般参加者は有料。)午後よりゲストによる公開ポートフォリオレビュー。受講者以外も聴講化で、受講者は全体へのプレゼンの後、ゲストによる講評をおのおの30分ずつ行う。

フォローアップ 

受講者は最終回終了後の半年以内に一度だけ、最終フォローアップを受けることが出来ます。フォローアップの実施方法はワークショップ開始後に受講者と話し合い、個別に行うのか(個別の場合はスカイプ等)、全体で集まるのか決定したいと思います。(一人につき、1時間程度。)

*更なる詳細に関しては、個別にお問い合わせください。





講師プロフィール

小原一真(おばら かずま) 1985年岩手県生まれ。スイスのフォト・エージェンシーKEYSTONE所属。ロンドン芸術大学院フォトジャーナリズム/ドキュメンタリーフォトグラフィー修士。2011年の東日本大震災直後に務めていた金融機関を退職し、東北沿岸部の取材を開始。福島第一原発内部の写真を撮影した写真はヨーロッパを中心に幅広く紹介された。その後、原発作業員のポートレートを撮影し2012年には写真集「Reset Beyond Fukushima」がLars Muller Publisher(スイス)から出版される。2014年には太平洋戦争下で空襲の犠牲者となった子どもたちのその後を追った「silent histories」を手製写真集として自費出版。同写真集はParis Photo First photobook Award shortlistの他、米TIME紙、英Telegraph紙、Lens Cultureなど様々な媒体でBEST PHOTO BOOKS 2014に選ばれる。同写真集は2015年11月に普及版として出版社Editorial RM(メキシコ/スペイン)より出版された。

2015年よりウクライナにてチェルノブイリ事故に関する長期プロジェクトに取り組む。仕事は世界報道写真コンテスト2016の「people」カテゴリーで1位を受賞。写真集として2017年にEditoril RMから出版予定。国内外での写真展、トークイベントを多数開催。写真はThe Guardian,  Courier international, ZEIT, El Mund,Wired Japan editionなどで発表。 


赤阪友昭(あかさかともあき) 1963年大阪生まれ。写真家。米国法律大学院にて修士過程を終了後、米国国際公認会計事務所、国内法律事務所勤務を経て、阪神淡路大震災を機に写真家に転身する。被写体に寄り添いながら長期に亘る取材を行う。限界集落の神楽にかけた取材は12年に亘るプロジェクトとなっている。雑誌「Switch」や「Coyote」などに写真・文を寄稿。現在は、国内外に残された原初の信仰や縄文文化の祭祀儀礼を取材し、定期的に東京及び各地にてスライド&トークなど精力的に講演を開催している。国立民族学博物館での企画展示、プラネタリウムの番組制作、さらには国際文化交流プロジェクトを主催するなど、活動は多岐に渡る。震災後は、文化庁の支援を受けた福島県立博物館の被災地支援プロジェクトに関わり、被災地のランドスケープの記録撮影を続けている。2009年から写真ギャラリー photo gallery Sai (大阪)を主宰。著書に北米海岸の先住民族と向き合った10年を一冊にまとめた写真集『The Myth - 神話の風景から - 』がある。URL:http://www.akasakatomoaki.net


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