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 2024年9月15日(日) 対談 片岡英子 x 小原一真
⟪境界を越える⟫

沖縄愛楽園交流会館 小原一真写真展関連企画

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2024年9月15日(日)14時-

場所 沖縄愛楽園交流会館

住所 沖縄県名護市済井出1192

問い合わせ 0980-52-8453

*台風13号の接近に伴い、ゲストの片岡氏はオンラインで参加します。小原のみ沖縄愛楽園交流会館から話します。当日は台風の状況によってオンラインイベントのみになる可能性もありますので、ご来館を予定されている方は、事前にお電話でご確認ください。

イベントの参加は下記リンクからお申し込み下さい。

​イベント申し込みフォーム

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2024年9月3日号

ニューズウィーク

日本版

【Picture Power】

​『ハンセン病隔離と

継承された「生」』掲載

現在、沖縄愛楽園交流会館で開催中の小原一真写真展では、ハンセン病患者、回復者、その家族の個人史に焦点を当てた写真記録を展示、来る9月15日(日)には第3回目トークイベントのゲストとしてニューズウィーク日本版フォトエディターの片岡英子氏をお招きします。

 

無数の情報がアルゴリズムによって支配されている現代の情報空間。そこでは、自分と異なる意見や考えをもった人々とのコミュニティーを超えた交わりを困難にし、それは現実社会に様々な分断を引き起こしています。そんな、現在の混沌とした情報空間の中で、「写真言語」は、異なる立場や思想の境界を超えて何か別のコミュニケーションを提示することは可能なのでしょうか。

 

トークでは、ニューズウィーク日本版のフォトエディターとしての実績を積み重ね、さらに世界報道写真賞などの審査員も務め、国内外で活躍している片岡氏を招き、現在の写真表現の動向を読み解きつつ、世界の最前線で行われている写真プロジェクトの取り組みを紹介します。さらに、フォトジャーナリストのバックボーンを持つ小原が「報道写真」の境界を超えて模索し続けている写真表現について思索を巡らせます

イベントの参加は下記リンクからお申し込み下さい。当日は対面とオンライン配信を予定しております。

​イベント申し込みフォーム

 



片岡 英子 (Hideko Kataoka)

2001年から『Newsweek日本版』フォトエディター。2004年、同誌にて写真で世界を伝える連載「Picture Power」を新設し、通算960回を越え、今年20年目を迎えた。2014年には写真集『10 Years of Picture Power 写真の力』を出版。World Press Photo Contest、Sony World Photography Awardsの最終審査員、写真集『A Day in the World』(米、スウェーデン、スペインなど6カ国、2012)の共同編集などに携わり、FotoFest(米)やVisa pour l'Image(フランス)など、海外のポートフォリオ・レビューに多く招聘されている。東京工芸大学芸術学部非常勤講師。



小原 一真 (Kazuma Obara)
写真家。ロンドン芸術大学大学院フォトジャーナリスト修士課程修了。自然災害、核、戦争、パンデミック等をテーマに災禍の中で見えずらくなっていく個人に焦点を当てたプロジェクトを国内外で展開している。著書に『Reset』(Larsmuller Publishers・スイス・2012)、『Silent Hisotries』(Editorial RM・メキシコ・2015)、『Exposure』(同左・2017)など。2020年より米ナショナルジオグラフィック協会より助成を得て、コロナ病棟の看取りの聞き取りを始める。2023年には富士フイルムより助成を得て、ハンセン病に関する取り組みを開始する。写真はアルル国際写真祭、京都国際写真祭をはじめ国内外で展示される他、世界報道写真賞など受賞多数。

写真展リンク

「こうやって曇った雨の天気だけれども、昔と変わらないのは波の音ですね。向かいの連山を見ていると私の小さい頃や女房と一緒にここで写真を撮った時のことがよみがえってきます。女房はハンセン病に対しての偏見が大変な差別の時代に私のことを理解し、愛してくれた。そういう彼女に私自身が人生の最後にどうやって答えたらいいのか。」

​会場 沖縄愛楽園交流会館2階

開館 10:00-17:00(最終入館は16:30まで) | 入館無料 

休館日 月曜日・祝日(7月15日、9月22・23日は開館) 

住所 沖縄県名護市済井出1192 | 問い合わせ 0980-52-8453 

写真 小原 一真(写真家)

主催 沖縄愛楽園自治会

写真展助成 (公財)沖縄県文化振興会 令和6年度文化活動支援助成事業

撮影助成 富士フイルム株式会社(GFX challenge grant program Global Grant Award受賞)

装備品協力 株式会社モンベル(モンベルクラブ・ファンド)   

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「Calvary Island - Tracing the Memory of Humanity」は富士フイルム株式会社GFX Challenge Grant Program 2022のGlobal Grant Awardを受賞し、2023年4月から9月まで取り組んだドキュメンタリー作品です。写真展「海にのぞむ ひとをおもう」では助成期間終了後から2024年5月の期間に撮影した写真を含め、さらに内容を発展させた形で展示を行います。

*ハンセン病は遺伝病ではなく、病原性の極めて弱い慢性の感染症です。現在、日本で生まれ育った人がハンセン病を発症するケースはほとんどなく、途上国の栄養状態や衛生環境が良好ではない地域を中心に年間14万人以上の新規患者が発生しています。不治の病気ではなく現在は適正な治療により1年〜数年で治ると言われています。また、治療した人と接触しても感染することはありません。

© 2020 Kazuma Obara

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